世界で広がる新・HIV予防法「PrEP(プレップ)」を知っていますか?
日本でも増えつつあるPrEPの実態をアンケート調査から紹介していきます。
「PrEPに関するアンケート調査」報告書より
実施期間:2018年10月31日~11月30日
分析対象者数:MSM 6,247人
※質問により分母は異なる
「PrEPに関するアンケート調査」報告書より
実施期間:2018年10月31日~11月30日
分析対象者数:MSM 6,247人
※質問により分母は異なる
PrEPには、毎日服用する「デイリー」と行為の
前後だけ飲む「オンデマンド」の2種類があります。
アンケートではPrEPを導入すべきという声が8割も。
しかしPrEPにはさまざまな課題も残っています。
PrEPは始める前に、HIVの検査、性感染症、B型肝炎、腎機能など、副作用の評価が必要です。
開始後にも定期的な医師の診察が必要です。
PrEPは日本では、まだ正式に承認されていないが、すでに使っている人、または今後の使用を考えている人はかなり多いことが分かった。だが一部課題もある。
PrEPを服用しても、全く定期的な診察を受けていない人は約4割にのぼる。
それには、セクシュアリティや性行動の話しにくさ、PrEPの入手価格の高さが影響しているのかもしれない。
また、PrEPの服用により「今よりコンドームを使わなくなる」と答えた人は約4割であった。PrEPはHIVを防ぐことはできるものの、他の性感染症は防ぐことはできないので注意が必要だ。
「PrEP in JAPAN」ではこれからもPrEPについて情報を
発信していきます。
ぜひ、研究班のwebをご覧ください。