2024.1.30作成
PrEPは、薬を飲んで、HIVの感染リスクを大幅に減らす方法です。
但しそのためには、<ちゃんと飲む>ということが大事です。性の健康のために、コンドーム使用などとともに、自分でできるケア「セルフケア」の一つです。
しかし、定期的な検査が必要な医療行為です。PrEPをきっかけに、性の健康に関する「かかりつけ医」を持つことをおすすめします。以下のリストは研究班が作成した掲載リストの条件を満たした医療機関になります。皆様の見守り医療機関を選択する際の参考にしてください。
必須条件
- PrEPに伴う必要検査を行っている・確認していること
- HIV、HBVの検査を手引き*の通りに行っていること
- 性感染症の検査の機会を設けていること(クラミジア・淋菌、梅毒、C型肝炎)
- ツルバダ(およびその後発薬;TDF/FTC)を使用している場合には腎機能検査を行っている・確認していること
- 提供するPrEPを明記していること
- 先発、後発(ジェネリック)、商品名、負担額
- 責任医師(院長名など)
- クリニックの場所を明記(実態があること)
- HIV、HBV/HCV、性感染症陽性時の対応について明記のこと
*日本におけるHIV感染予防のための曝露前予防(PrEP)利用の手引き【第1版】
推奨条件
- 言語対応について記載していること
- シスジェンダー女性の場合に妊娠検査を行うことができること
- トランスジェンダーへの対応
トランスジェンダー男性に妊娠検査を行うことができること
ホルモン補充療法をおこなっている
掲載基準作成:
令和5~7年度厚生労働科学研究費補助金(エイズ対策政策研究事業)
HIV感染症の曝露前及び曝露後の予防投薬の提供体制の整備に資する研究
研究代表者:水島 大輔(国立研究開発法人国立国際医療研究センター)