開始前・開始後に医師の診察が必要
PrEP開始にあたっては、HIVの検査、B型肝炎の検査、他の性感染症の検査、腎機能の評価などをクリニックや医療機関で受けることが必要です。またPrEP開始1ヶ月後にHIV検査を行い、そこで問題なければさらに3ヶ月に一度の定期的な検査が必要です。
また、インターネットでPrEPを入手して服薬を開始している場合も、定期的なHIV検査や性感染症の検査、副作用の評価を受けてください。
(見守りリンク集、を参照してください。)
検査する項目
- HIV に感染していないか → 感染していた場合には薬剤耐性が生じてしまう可能性があるので、PrEPをおこなわず、HIV の診療を受けます。
- 性感染症(梅毒、淋病、クラミジア)に感染していないか → 感染していた場合は、性感染症の治療を進めながらPrEPをおこなうことができます。
- 腎臓に異常はないか → 腎機能の程度によって、デシコビしか使えない場合や、PrEPを開始できない場合などがあります。
- B 型肝炎ウイルスに感染していないか → B 型肝炎の状態により判断されます。慢性 B 型肝炎感染症の場合には、オンデマンドでのPrEPはおこなうことができません。